せっかく優れたサイトを集めておりますので、まずはそれらをまとめた記事を書いていこうと思います。
制作事全般に通じますが、納期というのは最重要課題の1つです。納期を守るため、優先度が低い要素はカットされるなど「クオリティと納期のせめぎ合い」は、日々、現場で起こっているいることでしょう。
しかし今回は、ちょっとした遊び心・アイデアを取り入れているサイトをご紹介します。
制作側として納期を守るのはもちろんですが、クライアントにプラス1のアイデアを提案できるように努めたいものです。ポイントはユーザーを不快にさせず、かつ印象に残るアイデアをプラスするバランスです。

サイトにプラス1の工夫を！遊び心・アイデアが面白いサイト5選

株式会社メフィラス

ファーストビューは「MEFILAS」のタイトルとハンバーガーメニューだけという、とてもシンプルなデザインなんですが逆にインパクト大。下にスクロールしていくと文章が出てきますが、文字サイズやフォントなどタイポグラフィも秀逸です。そして一見、普通のこの文章にマウスオーバーすると背景にイメージが出てきます。

鮨 みつ川

ミシュラン星を獲得している厳然握りや肴を振る舞う「鮨 みつ川」のサイト。和風な雰囲気のデザインやパララックスなどのギミックも良いのですが、下にスクロールを進めていくと小さな丸がタイトルの下まで追いかけるように落ちてきます。

gorm’s

シンプル・スタイリッシュなモノトーンベースのデザインによって食材や料理のイメージがとても引き立っています。こちらのサイトはヘッダー・フッターにさりげなく生地の粉のようなものがあり、サイトの世界観を演出しています。

RIDE MEDIA&DESIGN株式会社

Webやグラフィック制作などのクリエイティブから、シェアハウスやコーヒースタンドの運営まで行う「RIDE MEDIA&DESIGN株式会社」。デザインのクオリティは言うまでもないのですが、取り上げたいのはスクロールのギミック。トップページの「Latest Works」と「What’s New」がスクロールを進めていくと違うスピードで進んでいき、最後、下まで行くとぴったり揃います。

UDATSU

オープニングに出てくる大きな「UDATSU」の文字。そのままうっすらとメインビジュアルの上に残っています。そしてスクロールすると「UDATSU」の文字にマスクされたイメージがずれていきます。思わず最初「なんだ？」と思ってしまいました。発想とテクニックがすごいです。

まとめ

冒頭記載のとおり、納期に追われながら制作していてはなかなか思い付かないような遊び心・アイデアが盛り込まれているサイトでした。制作者、もしくはクライアントのクオリティーを求める心のゆとりを感じます。
改めて、このようなサイトに出会えるのは本当にエキサイティングだなと思いつつ、自身の狭いクリエイティビティを広げる参考になりました。